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精神疾患を抱える親と暮らす子どもに向けたドイツの児童書、
『悲しいけど、青空の日(仮)』(原題:Sonnige Traurigtage)を翻訳出版したい!

精神疾患のある人&家族への支援の輪が広がりますように

こんにちは。発起人の田野中恭子です。ファンド終了まであと約2週間、目標達成84%を超えました。ご寄付や応援コメントを本当にありがとうございます!

今回は家族支援活動の一つをご紹介します。

4年前より京都ノートルダム女子大学の佐藤純先生代表と支援者有志による精神障害のある人の家族セミナーin京都を年に5回開催しています。

精神障害のある人と暮らす家族の多くは、本人にどのように対応をしたらよいのか、社会にはどのような支援やサービスがあるのか、家族もこれからどうして暮していけばいいのか分からず困り果てています。そうした家族のなかで、平日に行われる家族教室に参加できない方も集えるように日曜日にセミナーを開催しています。

支援者も参加してともに学び合っています。(スタッフも参加費を払ってます)

 

先日のテーマはリカバリー。

経験豊富な支援者の講義がとてもわかりやすかったです。

疾患や障がいをもっている人が、がんばっていること、できていることを言葉にして伝えられ、それが次の「やってみよう」の気持ちにつながります。

それは普段、人からがんばりを認められることがない家族に対しても大切なこと。

セミナーの帰り際に、参加者のお一人が「こうして支援者がセミナーを継続的に開催してくれているのがありがたい」と声をかけてくださいました。

こんな認め合う、声をかけあう輪が広がっていくといいなと思います。

 

セミナーには未成年の子ども達の参加はいまのところありません。

精神疾患の親と暮らす子どもにも声をかけたり、見守ってくれる人が増えるといいなと思います。

この児童書出版応援プロジェクトを通して、そんな輪が少しでも全国に広がりますように。

 

何人もの方から「あと少しやな。チラシ配るよ」「関心がある人達に連絡してみるわ」「応援しているよ」と声をかけてくださっています。

とても心強いです。また、直接つながりがない方も応援してくださっているのが伝わってきています。

本当にありがとうございます。

 

終了まであと2週間になります。あともう一息。

もし関心がありそうな方がおられましたら、ぜひお声がけください。どうぞよろしくお願いします。


※写真中の田野中先生の最新の論文が以下で読むことができます。精神疾患の親をもつ子どもの具体的な困りごと、効果的な支援につながる気づきなど、ぜひご一読ください。

・田野中恭子:精神疾患の親をもつ子どもの困難, 日本公衆衛生看護学会誌, 8(1), 2019 , pp23-32

https://doi.org/10.15078/jjphn.8.1_23

・田野中恭子:ドイツの子ども支援と日本への応用に向けて, こころの健康, 33(2), 2019, pp39-47(※閲覧には許諾申請が必要)

https://mp.medicalonline.jp/products/article_list.php?magazine_code=de0kokor&year=2019&volume=33&number=2

 

 

2019/09/12 12:08