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ボローニャ国際児童図書展ラガッツィ賞を受賞。
世界14ヶ国語に翻訳されている、
メキシコ生まれの真っ黒な美しい絵本を翻訳出版したい!

ファッション界からも応援いただきました!テンボデザイン事務所の鶴田能史さんからのメッセージ

こんにちは。発起人の本橋です。この週末にも多くの方にご支援いただき、猛烈なラストスパートをかけて頑張っております!

そして、今回のクラウドファンディングの生みの親ともいえる、スペイン語多読の会の川本さんが「この『色についての黒い本・仮』は、視覚障碍者も晴眼者も、誰でも読めるオシャレな本ですよね。ファッションの世界で、健常者も障害者も分け隔てなく、誰でも着られるオシャレな服を作っているデザイナーさんがいるんですよ」ということで、テンボデザイン事務所(tenbo)の鶴田能史さんをご紹介くださいました。

tenboは、「健常者も障害者も分け隔てなく着れる服/年齢 国籍 性別問わず好まれるデザイン/機能性があり使いやすいデザイン」などなど、「世の中すべての人へ」向けた優しいデザインの服をデザインされています。


tenboのホームページはこちら 
 

そんなtenboの事務所を、10月11日に川本さんと一緒に訪問して、代表デザイナーの鶴田さんからお話を聞かせていただきました。
 


tenboは、スワヒリ語で象の意味だそうです。「大人子供からも好かれる存在であり、愛される存在」でありながら、「村を破壊するなどの凶暴さも兼ね備えている」象。そんな象のように、「優しいだけではなく、時には立ち向かっていく強さ」があるブランドにしたいと語る鶴田さんは、その通り、穏やかな語り口の中に、信念や理想を凛として崩さない、そんな方でした。
 


tenboのホームページより


tenboの洋服は、手が不自由な人や高齢者でも容易に扱うことのできる磁石のボタンや、視覚障碍者のためのカラー認識タグの他、点字をデザインとして取り入れています。下の写真で鶴田さんが着用されているジャケットも、点字をデザインしたものです。しかし、これは点字を知ってもらうことや、点字のデザイン性を利用したものではなく、実際に触って認識できる点字を用いることで、「お互いに触れてみることができる」「コミュニケーションを生み出すことができる」ということを意図したものだということです。今の時代に必要なのは、何より人と人が触れ合うコミュニケーションであるという、鶴田さんの確固とした理念を教えていただきました。

実は、今回のEl libro negro de los coloresは、数年前にお友達から「オシャレな本」としてプレゼントされて、ご存じだったそうです。スペイン語は読めないけれど、すごく人を引きつける力のある本だということで、いろいろなところでこの本のことを話したりもされていたとのこと。

今回の翻訳出版プロジェクトも、「この本の魅力は手元に持っていてよく知っているので、日本語版になるという企画であれば、ぜひ応援したいと思います。読める点字を付けるという案には大賛成ですが、さらに言えば、サイズを大きくして認識可能にするなど、何か工夫をして、日本語と点字を同じページに印刷できたら、もっといいと思います。」と具体的なアドバイスと応援のメッセージをいただきました。
 


鶴田さん、ありがとうございました! ベストな形での日本語版の形を探りつつ、鶴田さんのますますのご活躍も、期待しています。


プロジェクト終了まで残り9日、
あと30%強でプロジェクト成立です。


世界14ヶ国語に翻訳されているこの絵本、
15ヶ国語目である日本語版の誕生までもう一息になりました!
SNSなどでの情報拡散に、最後までお力添えのほど、
どうぞ宜しくお願い申し上げます!


 

2018/10/22 14:46