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創業367年の老舗酒蔵が木曽の伝統産業を活かして挑む
「木曽路 生酛仕込 純米大吟醸」

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※ 当ページに掲載している写真の著作権は写真家・有高唯之氏(一部・株式会社湯川酒造店)に帰属していますので、写真の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。
 

【 11/27 | 好評につき増産が決定しました。 】

購入が想定できる本数を限定数として設定しておりましたが、予想以上に反響をいただき、2万円のプランは早くも完売となりました。みなさまより厚いご支援を賜りまして、仕込開始予定である12月下旬を前に木桶製作費の調達が見えてきました。

そしてこのたび、より多くの方に「木曽路 生酛仕込 純米大吟醸」をお楽しみいただくためにも、感謝の意を込めて新たにプランを追加いたしました。

¥22,000 【3,000円お得】生酛仕込&山廃仕込 飲み比べセット

こちらも数量限定となっておりますので、お早めにお求めくださいませ。

 

創業367年の老舗酒蔵が挑む伝統製法「生酛仕込 純米大吟醸」

はじめまして、株式会社湯川酒造店 16代目当主の湯川尚子と申します。当社の創業は慶安3(1650)年、長野県で2番目に古い老舗酒蔵です。

私たちは「伝統とは時代と変化をともにし、つながるものである。」と捉え、米の旨味たっぷりのふくよかな味わいと、ピュアで軽快な余韻を感じられる日本酒を醸しています。

木曽路は、古くから木曽地域のお客様に親しまれ、地域とともにつながり、飲み継がれてきた銘柄です。山深い木曽地域では塩が貴重でした。山の幸を活かした独特の食文化と、夏でも冷涼な気候の中で、濃醇でどっしりとした味わいの日本酒が求められてきたのです。

そのため、木曽路は濃醇甘口で重たい味わいを特徴として醸してきましたが、近年、お客様の食生活や嗜好の変化、販路の広がりなどから、濃醇な味わいは踏襲しつつ、「米の旨味たっぷりのふくよかな味わいと、ピュアで軽快な余韻を感じられる日本酒」へと、その特徴を進化させているのです。

そして今回、木曽地域の伝統産業を守り、地域とお客様をつなぐ地酒としての存在意義を追求すべく、伝統製法である生酛(きもと)仕込による純米大吟醸の製造に挑戦することを決意しました。
 

〜 生酛仕込とは? 〜

酒造りに有益な微生物を空気中から自然発生的に増殖させ、より強靭な酵母を育てるための、酒母と呼ばれる工程の一種です。通常14日程度で完成する酒母を、酛摺りなどの複雑な工程を経て30日以上かけて完成させます。

生酛仕込の工程はより複雑ですが、時間をかけて強い酵母を選抜して育成することで、雑多な細菌の影響を受けにくく、濃醇でありながら雑味が少なく、重層的でクリアな味わいの日本酒に仕上がります。

また、強い酵母が選抜されていますから、発酵力も強く、結果的に熟成する際に劣化要因となる発酵由来の物質をあまり作らないことで、長期熟成による酒質向上を期待することができます。

酛摺りを省略した山廃仕込も、生酛仕込と同様に酒造りに有益な微生物を空気中から自然発生的に増殖させるのですが、その過程で関わる微生物の種類が生酛仕込よりも多くなります。それにより、生酛仕込よりも多様な味わいが複雑に絡み合う、力強い味わいの日本酒に仕上がります。


現在、日本酒の製造技術はめまぐるしく進化しており、地酒としての存在意義をいかに表現していくかが、今後の酒造りにおいて極めて重要なことになります。その存在意義には蔵の歴史風土・気候環境・技術(人)がより大きな関りを持つと考えます。そこで、湯川酒造店が酒造りに取組む環境や想いに触れながら「なぜ今回、生酛仕込に挑戦するのか」ご説明したいと思います。

 


日本で最も星に近い酒蔵


酒蔵の立地・標高936㍍は、創業地で現在も稼働している酒蔵では一番高いです。酒造期の中でも極寒の12月~2月頃にはマイナス18℃まで気温が下がり、決して酒造りに最適とは言い切れない凍てつく環境ではありますが、ここ木祖村でこそ培われてきた寒さに強い酒造技術により、たくましくも優しさあふれる酒が醸し出されています。

 


木曽川源流の豊かな水を使用


酒蔵がある木祖村は太平洋に流れ込む木曽川の水源地域です。北アルプス南端、木祖村最高峰である 鉢盛山(2,447m)から湧き出る木曽川源流の豊かな水を井戸で汲み上げ、 創業時から仕込水として使用しています。酒造りには上質な水が欠かせません。

 


米が獲れない地域であったにも関わらず、江戸時代から酒造りを行っている


湯川酒造店での酒造りには、長野県下各地および県外酒造好適米産地の生産者との契約栽培米を使用しております。品種および生産者ごとの特徴を見極め、その特徴を最大限に活かした酒造りを行っています。

木曽地域はほとんどが森林におおわれており、耕作地が狭く米を作る事ができなかったため、その昔、木曽地域の領民には米の代わりに木の年貢が課されていました。そして木年貢を納めることで米が支給されていたそうです。

木年貢は、米が経済の基礎であった江戸時代になっても踏襲され、森林資源が木曽地域の人々のくらしを支えてきました。また、価値の高い森林資源を流通させることで、多くの米が木曽地域に入ってきたそうです。その米を利用する産業のひとつとして酒蔵が存在し、木曽地域の経済循環のひとつとして発展してきました。

 


木桶職人が、地元木祖村にいる


このたび挑戦する生酛仕込の酛摺りに使用する道具が、半切り桶と呼ばれる木桶です。現在では作れる職人が少なく入手困難で、新たに生酛仕込に挑戦するには、FRPやステンレスの半切り桶を使用することが大多数です。木桶こそ、適度な摩擦力と柔らかさによって、最適な酛摺りが行えるのです。

地元木祖村は、木工産業で発展してきた地域です。高い技術力をもった木桶職人や木工職人が今も現役で活躍しています。半切り桶のような大振りの桶を得意とする職人と、ボトルクーラーのような繊細な桶を得意とする職人、繊細な轆轤(ろくろ)木工の職人、そのほか画材や建具など多種多様な木工技術が培われています。

これらの素晴らしい技術が地元木祖村にあることを、私たちが酒造りの道具として活用したり、酒を楽しむ場の演出として活用したりすることで、多くのお客さまに木曽の魅力を知っていただければと考えております。

▲ 職人が製作したボトルクーラー。50,000円のプランへご支援いただいた方にリターンとしてお送りします。

 


伝統製法である生酛仕込に挑戦できる技術力の高さと柔軟性


他の酒蔵同様、先代までは杜氏や酒造技術者を外部から招いておりましたが、16代目より蔵元夫婦が技術者として酒を醸すスタイルになりました。

諏訪杜氏の流派で経験を積んだ夫・湯川慎一は杜氏として酒造りを総括しております。

私尚子は、22BYまで湯川酒造店で酒造りをしていたベテラン小谷杜氏の流派で酒造りを学びました。現在は社長として会社経営をしながら、麹屋として酒造りに携わっております。

ふたりの知識や経験、酒造りに対する考え方、酒の好み、これらすべてが年月を経るごとに融合され、杜氏の感性により「湯川の酒」として個性を持ち、具現化されています。

蔵人だけが酒を造るのではありません。充填作業・ラベル貼り・出荷・営業・事務など、湯川酒造店で行われるあらゆる業務が、「酒造り」であると考えます。すべてはお客様に満足度の高い商品をお届けするための大切な仕事です。そして、社員ひとりひとりが、「酒造り」に携わっていると言う意識を持ち、日々の業務に真剣にかつ楽しく向き合っています。

 

伝統製法を現代へと”つなぐ”

木曽の地酒としての存在意義を高め、それをお客様に伝え、木曽を感じながら酒を楽しんでいただく、豊かな時間を実現したいと考えています。そして、生酛仕込の技術をいち早く自分たちの技術の中に融合させ、より重層的で味わい深く、力強い日本酒を醸していくために、木曽の木を活かした酒造りに挑みます。

そのために必要となる木桶が、ここ木祖村で職人の手によって作ることができるのですから、これを活かす他ありません。経済循環のひとつとなり得た木曽の酒蔵のルーツとして、伝統製法である生酛仕込の酛摺り桶を地元木祖村の桶職人に木曽のサワラを使って作っていただきます。

最近では、美味しいとか味わいの好みだけでなく、蔵の背景や人などそこに存在するストーリーとともに、その酒蔵の日本酒を楽しんでいただくことが多くなりました。当社の強みとして、先に書いたような存在意義をしっかりとお客様に伝えるために、これまで利用することのなかったクラウドファンディングを活用して、当社の日本酒に出会ってきていないお客様にも知っていただくきっかけづくりをしたいと考えています。

みなさまからご支援いただいた資金は、半切り桶×3本の制作費用、「木曽路 生酛仕込 純米大吟醸」の原料米代(35%精米山田錦)として使わせていただきます。

 

日本酒業界と木曽地域の発展へと”つなぐ”

まずは、日本酒消費者層から新しいお客様を獲得し、継続的に当社を知っていただく活動を行っていきます。その先にはこれまで日本酒に出会うことのなかった新たなお客様との出会いを期待し、日本酒需要の底上げを期待していきます。

また、木曽へ興味を抱いていただく、足を運んでいただくお客様を増やしていくため、当社の日本酒を通じて木曽地域や木祖村を知っていただくきっかけづくりをしていきたいと考えます。

今回、生酛仕込でチャレンジするのは、純米大吟醸です。日本酒の価値がなかなか高まらない中、生酛仕込と木曽の木を活用した道具の使用は、大きな付加価値になり得ると考えます。今回のプロジェクトを通じて、付加価値を高めて高価格帯で販売できるブランドを構築していきたいと考えております。

 

リターン(支援のお返し)について

今回のプロジェクトにご支援いただいた方限定で、「木曽路 山廃純米酒(信州産美山錦70%精米)」「木曽路 生酛純米大吟醸(東条産山田錦35%精米)」をご提供いたします。生酛仕込については本数に限りがございますので、お早めにお求めください。

※支援方法がわからない場合はこちらをご覧ください。

 

3,000円 「木曽路」名入徳利+猪口セット

・「木曽路」名入徳利 × 1個
・「木曽路」猪口(陶器) × 2個
・お礼の手紙

※ 送料込みの金額です
※ 2018年3月上旬を目処に発送予定

>> 3,000円のプランで支援する <<

 

5,000円 【クラウドファンディング限定】木曽路 山廃純米酒(信州産美山錦70%精米)

・【CF限定酒】「木曽路 山廃純米酒(信州産美山錦70%精米)」720ml × 1本
・猪口(制作:木祖村奥谷木工所) × 1個
・お礼の手紙


▲ 木祖村奥谷木工所制作の猪口

※ 送料込みの金額です
※ 2018年3月下旬を目処に発送予定

>> 5,000円のプランで支援する <<

 

10,000円 【クラウドファンディング限定】木曽路 生酛純米大吟醸(東条産山田錦35%精米)

・【CF限定酒】「木曽路 生酛純米大吟醸(東条産山田錦35%精米)」720ml × 1本
・猪口(制作:木祖村奥谷木工所) × 1個
・お礼の手紙

※ 送料込みの金額です
※ 2018年4月下旬を目処に発送予定

>> 10,000円のプランで支援する <<

 

22,000円 【3,000円お得】生酛仕込&山廃仕込 飲み比べセット

・【CF限定酒】「木曽路 山廃純米酒(信州産美山錦70%精米)」720ml × 1本
・【CF限定酒】「木曽路 生酛純米大吟醸(東条産山田錦35%精米)」720ml × 2本
・猪口(制作:木祖村奥谷木工所) × 2個
・お礼の手紙

※ 送料込みの金額です
※ 2018年4月下旬を目処に発送予定

>> 22,000円のプランで支援する <<

 

50,000円 木曽の桶職人製作「ボトルクーラー」セット

・木曽のサワラでできたボトルクーラー(制作:安原木工所) × 1個
・【CF限定酒】「木曽路 山廃純米酒(信州産美山錦70%精米)」720ml × 1本
・【CF限定酒】「木曽路 生酛純米大吟醸(東条産山田錦35%精米)」720ml × 2本
・猪口(制作:木祖村奥谷木工所) × 2個
・お礼の手紙

※ 送料込みの金額です
※ 2018年4月下旬を目処に発送予定

>> 50,000円のプランで支援する <<

 

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