堀越千秋集大成
画集刊行・追悼プロジェクト

もうすぐ堀越千秋さんの1周忌が巡ってきます。

 あっという間の1年です。  堀越さん、懸命にあなたの画集を作っています。もう少し待って下さい。

 少し時間が空いてしまいました。『堀越千秋画集』の進捗状況をお知らせいたします。7月8月9月と、この夏は、画集のための作品資料集め、撮影データ整理、つぎの撮影と、画集作成の佳境・ピークを迎えていました。堀越千秋の残したスケッチブック、下絵など新発見の資料が相次いでおります。それらを整理し、スタジオにて撮影いたしました。写真は初公開の堀越千秋、少年期のスケッチブックです。


堀越千秋、少年時代のスケッチブック表紙

また、堀越さんが芸大時代の恩師の三木成夫先生に宛てたスペインからの葉書、手紙なども奥様よりお借りすることができました。初めて見る貴重なものです。『堀越千秋画集』にはこれらの資料が入ります。どのようにして堀越さんのような画家が誕生したのかを、資料をもとに探っていきます。


シルクスクリーンを制作。岡部版画工房にて。

画集には作品図版、堀越さんの活動するライブ写真だけではなく、画家・堀越千秋についての原稿が入ります。そのための執筆ほか、準備も整ってまいりました。 また、2016年9月に行った堀越さんと私の対談も収載いたします。

これから最終の作品選定、画集のレイアウト・割付と、いよいよ本作りに進んで行きます。膨大な作品点数、ページ数です。刊行まで残された時間はわずかしかありません。全力を尽くします。どうぞご期待ください。(大原哲夫)

 

2017/10/23 16:37