<千と千尋の神隠し>主題歌「いつも何度でも」作詞でおなじみ
覚 和歌子さんのオラクルセラピーカード『ポエタロ』出版企画

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<千と千尋の神隠し>主題歌「いつも何度でも」の作詞者、詩人の覚 和歌子さんが作成するオラクルセラピーカード『ポエタロ』を制作するプロジェクトを、地湧社が起案しました。
著者の覚 和歌子さんにプロジェクトについて聞いてみました。

Q.ポエタロとはなんでしょうか?  

A.短い詩の文言の書かれた47枚のカードのことです。「ポエムタロットカード」を縮めた名前ですが、響きがいいでしょ。 
真剣で切実な問いかけを持って任意でカードを引く。それは一枚のカードとの出会いですが、それを単なる偶然ではなく、自分の潜在意識や高次の存在とのつながりにおいての必然ととらえ、そこに必要なメッセージを見出し、受け取ることができる、という考えに基づいているのがこのポエタロです。
名前は「ポエタロ」ですが、いわゆる大アルカナのタロットカードとは関係ありません。エレメントには宇宙、自然界から生活の上で見受けられるディティールを扱っています。  

スピリチュアルが注目されて、目に見えない世界に目を向ける人が多くなりましたが、一方気づかないままコントロールされたり振り回されたりと、かえって自分自身を見失っている人もいます。  
まずはひとりひとりが深い部分での自分の意識を洞察し、自分なりの結論を出し、それが物事の判断基準となってほしいと思っています。  

詩を作ることは、ある意味自分のなかから本当の自分を見つけ出し言語化する行為でもあります。詩を作るようにカードを引いて“私は誰なのか”を見つけて欲しいと思います。
添付のガイドブックの詩文の解釈がリーディングの目安ですが、それのみにとらわれることなく、使う人独自の解釈を自在に探求することによって自分自身を見つめ、本当の自己に出会えることを意図しています。使う人のありのままの自分との出会いは、その人の魂が進化することと確実に結びついています。

Q.なぜこの言霊ポエタロを作ろうと思ったのでしょうか。

A.数年前、心身の不調の中にいたとき、友人にプレゼントされたカードでリーディングをやってみました。最初は暇つぶしのつもりだったのですが、ひとり静かな場所で心を見つめるというそのことによって、だんだん元気になっていく自分がいて、結果的にそれは本当に大きな救いとなりました。
それと同時に、「いったい自分は誰なのか」という永遠の問いにカードは真摯に細やかに応えてくれるものだということがわかりました。カードに明示された内容と響き合うような、たくさんのシンクロニシティが起こるなかで、私は少しずつ自分を回復させていくことができました。

慌ただしい毎日を走り続けるように暮らす私たちにとって、カードを通じて自分と向き合う静謐な時間は、心身に大切なものを取り戻し、大自然の中で深い呼吸をすることと同じ効果を与えてくれるのではないかと思います。
人々が洞察を深めていく先にあるのは、不安と恐怖を基本に形作られる現世利益的な現代社会とは正反対のものでしょう。

Q.詩人としての覚さんがこのようなカードを作ろうと思ったのはなぜですか。

A.詩/詞は、言べんに寺や司と書くように、そもそも神仏に奏上され、神仏に賜る言葉、「祝詞」が発祥です。つまり、大いなる存在(誰の中にもいる”神さま”=真我)とつながるための言葉が詩です。 
詩の文言が書かれたカードは、その詩を書く(メッセージを受け取る)者の心ばえの誠実さ清らかさによっては、そのまま”言霊”という聖なるエネルギーをそなえることになるでしょう。 自己を見つめる媒介としても、聖なる詩の言葉たちはふさわしく、存分に機能してくれるのではないかと思いました。

Q.このポエタロを使う人がどうなって欲しいですか。  

A.個々の魂はいつも、その大もとのエネルギーの源泉「魂の故郷」に向かっていて、真我を求めています。そこにはしなやかでゆるぎない自立と深い安らぎとがあるからです。  
カードは、それを引いた人が、いま意識下でどんな状態にあるのか、いかなる問題に直面しているのか、人生の途中で何の節目を迎えているのか、どのような自分に向き合うべきなのかを伝えてくれます。そのような問題に対する洞察力を鍛えてくれます。  

私たちそれぞれが、「自分は誰なのか」という問いに少しずつ目覚めていく旅の途上にあるのだとしたら、ポエタロは、その旅の道筋の要所要所に気づきをもたらすヒントであってほしいと思います。
「魂の本質は愛と奉仕」と言われます。私はこの言い方が大好きです。疑いや不安で見えなくなっていた自分の心の奥底に「魂の本質」を見出すために、このポエタロが役立てればこんなにうれしいことはありません。  
自己洞察を深めていく社会が、間違った方向に行くことはないでしょう。

Q.デナリさんのイラストについて、ひとことください。

A.「星つむぎの歌」というCD絵本を一緒に作ってから、デナリさんとは長い付き合いになりました。私の大切な大好きな友人でもあります。プライベートレーベルのアイコン、ソロアルバムのジャケット、歌曲譜面集の表紙、月刊エッセイのイラストなどなど、たくさんのお仕事をご一緒させていただいています。見えないものに対するイノセンスな感覚としなやかで深い知性の両方を兼ね備えたデナリさんの絵筆には、説明しすぎない、そして説明が不要な肯定のエネルギーがあふれています。いまロングセラーになっているオラクルカード「日本の神様カード」のイラストも彼女の手によるものです。 そんなデナリさんと、ポエタロでは満を持してのコラボレーションが実現し、うれしい気持ちでいっぱいです。

47の詩と解説の中から2つの詩と解説をご紹介します

<贈り物>
リボン結んでないやつを
もういっぱいもらってる

[あなたが直面しているテーマ]
感謝

[詩文を読み解く]
「ありがとう」という感謝の挨拶が、もともと「有り難い」つまり「なかなかあり得ない」という意味であることに気づいていましたか。めったに起こりえないこと、これが「奇跡」の意味だとすれば、「ありがとう」と言うたびごとにわたしたちは奇跡との出会いを祝っていることになります。
他の人にはない特別な才能や財産や人間関係を生まれつき持っていること。姿かたちが抜きん出ていること。宝くじに当たること。UFOに遭遇すること。これらが得がたい奇跡であることは言うに及びませんが、「生きてるだけで丸もうけ」という誰かの名言があるように、あることがあたりまえだと思っている身近ないろいろも、ちょっと考えてみるだけで、すべてがあなたへ授けられた奇跡的な贈り物だと気づくことができます。
さらに言うなら、あなたに起こるどんなきびしい試練さえも恩寵です。天はあなたに乗り越えられないものを与えることはありません。たちはだかる壁は、 あなたが成長したというよろこびを得て、その先にある感謝と深い安らぎを知るために用意された大きな贈り物です。
この感謝とよろこびの言葉の持つ波動こそが、スピリットたちの世界とのアクセスを可能にすると言われています。あなたが感謝とよろこびを表現すればするほど、見えない存在たちはあなたと歩調を合わせやすくなり、あなたを助けたり支えたりしやすくなり、あなたの日々における感謝とよろこびの経験は増幅の一途をたどることになるのです。
「ありがとう」を言える回数が多い人生ほど素晴らしいものはありません。身近なひとたちに、見えない存在に、道ばたの野花や石ころにさえ、同じときをともに在るよろこびをあらわしましょう。

[カードからのメッセージ]
▽ 感謝とよろこびに生きる。
▽ 一日の終わりに感謝できることがいくつあったか思い出してみる。
▽「ありがとう」に言い換えられる「ごめんなさい」を探す。
▽ とうてい感謝できないできごとに対して、感謝できる解釈を探す。
▽ 喪失によって得たものを考察する。

<巻尺>
にょろりと自分をほどいて
でかける夜があるらしい
地平線までの距離をはかりに

[あなたが直面しているテーマ]
つい比較するという習慣

[詩文を読み解く]
長さを正確に測る道具としての巻尺は、生き物の成長や生活の安全など、さまざまな場面に役立ちますが、はかることはまた所有し比較することとも関連していきます。かかえこみ比べることから生まれるストレスが、魂の自由を奪う例は枚挙にいとまがありません。
詩文は、身の回りの物事をついついはかって比べるのがくせになっていないかという問いかけでしょうか。ときどきは肩から力を抜い、て地平線が見渡せるような見晴らしのいい場所へ行って、世の中には人間の物差しではかりきれないものがあるということに、ゆったりと思いをはせてみましょう。
詩文はあるいはまた、ふだんはきちんとした数字の世界に生きている道具が、自分の役目からほどかれて、自然や地球規模の世界へ自らを癒しに行くようなイメージを伝えてきます。しかし、やっぱり役目を忘れきれずにそんなところへすら「はかりに」行ってしまうという切ない職業病。とはいえこの巻き尺は何やら楽しそうです。生まれつきの巻き尺根性というようなものすら持ち合わせていそうで、であるなら、地平線への距離をはかってしまう行動さえも巻き尺にとっては、魂からの自然発生的な欲求の遂行なのかもしれません。
すでにやりたいことが仕事としてできている人生を歩んでいて、ときどきストレスを解消する機会があって、そこでもやっぱりやりたいことをやってしまう。 さて、以上あなたに心当たりはないでしょうか。

[カードからのメッセージと考えられること]
▽はかったり比べてしまうというクセを手放してみる。
▽ひらけた場所へ出かけてみる。
▽ストレス解消を実行するとき。
▽自分や他人の職人気質をみとめて愛おしむ。

イラストを書いていただく大野舞(デナリ)さんについて

大野 舞
または 旅する絵描き デナリ。
好きなものは、旅とパンと猫とあんことスイカ。

1980年3月31日神奈川県生まれ。東京都在住。イラストレーター。
2003年慶應義塾大学環境情報学部卒業、株式会社マッキャンエリクソン入社。
戦略プランナーを経て、2006年イラストレーターとして独立。

アラスカへの留学や世界一周など、様々な旅の経験から生まれる作品は物語性と 空想性に富み、現在は旅する絵描き「デナリ」として書籍や雑誌、広告などの分野を中心に幅広く活動中。

「日本の神様カード」「日本の神託カード」(ヴィジョナリー・カンパニー)、絵本「星つむぎの歌」(響文社)、 「ザグドガ森のおばけたち」(アリス館)など。 2009年毎日新聞にて連載された「もしもし下北沢」(よしもとばなな)では装幀・挿画を担当。 フリーペーパー「シティリビング」にて旅と食をテーマにしたイラストエッセイ「世界のパワーフード」連載中。

自著に「スピリチュアルかあさん~見えない何かと仲良しな日々~」「スピリチュアルかあさんの今よりもラクに生きる魔法」(メディアファクトリー)がある。 その他毎年テーマを変えてオリジナルのカレンダー制作を行っている。

覚 和歌子さんプロフィール

詩人・音楽家。山梨生。早大一文卒。平原綾香、smap、新垣勉、夏川りみ、小泉今日子、沢田研二、クミコ、ムーンライダーズなどの作詞で、多くの作品をCD化。NHK全国学校音楽コンクール課題曲、校歌、合唱組曲等の作詞なども多く手がける。  
92年より国内外各地で自作詩朗読ライブを展開し『朗読するための物語詩』の独自分野で評価を受ける。  
01年『千と千尋の神隠し』主題歌『いつも何度でも(曲・歌唱/木村弓)』の作詞でレコード大賞金賞。
08年3月、企画・補作・監修した「星つむぎの歌」(平原綾香・歌)が土井隆男宇宙飛行士のウェイクアップコールとして大気圏外で使用される。 同年5月公開の写真映画『ヤーチャイカ』では、原作・脚本・監督(共同監督・谷川俊太郎)をつとめる。
09年舞台『届かなかったラブレター(主演/井上芳雄・クミコ / ルテアトル銀座)』の構成・演出を担当。  
2012年より震災ドキュメンタリー映画『きょうを守る(監督・菅野結花)』の米国各地の上映会に主題歌『ほしぞらとてのひらと(曲・丸尾めぐみ)』を届けて現地との交流を図る。 詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『海のような大人になる』(理論社)、エッセイ、自唱ソロCDに『青空1号』(04年ソニー)、『カルミン』(09年valb)、『ベジタル』(14年valb)、エッセイ、絵本など著作多数。米国ミドルベリー大学日本語学特別講師。詩作を軸足にマルチな活動を展開。

谷川俊太郎さんからの応援メッセージ

〈ポエタロ〉といういたずらっ子のような名前が、もうこのカードの魅力を言い当てています。経済や政治や学問の言葉とはちょっと違うピュアな言葉、意味だけではない〈言霊〉を秘めている言葉、そういう言葉をただ受け身で読むだけでなく、対話する仕組みを、あの「いつも何度でも」の詩人・覚和歌子さんが作ってくれました。
谷川俊太郎

「ポエタロ〜いのちの車輪を回す言葉」

★厚め大き目のトランプのようなカードに3~5行の詩句とイラストが入っています
★1組47枚 箱入り
★カードサイズのガイドブック付き

リターン

トークイベントは石川勇一さん「相模女子大学教授(臨床心理学)/トランスパーソナル心理学会理事・精神医学会会長」をゲストにお迎えします。
また音楽会ではシンガーソングライターでもある覚和歌子さんが、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」など、ご自身の作品を歌います。

▼1,000円
・覚 和歌子からお礼のメッセージ
・大野舞さんのイラスト壁紙
・イラストクリアファイル

▼5,000円
・覚 和歌子さんからお礼のメッセージ
・大野舞さんのイラスト壁紙
・イラストクリアファイル 
・旅行用単色切り取りポエタロカードシート
・ポエタロ1セット

▼10,000円
・覚 和歌子さんからお礼のメッセージ
・大野舞さんのイラスト壁紙
・イラストクリアファイル 
・旅行用単色切り取りポエタロカードシート
・ポエタロ2セット(もう1セットはプレゼントなどに)

▼20,000円 
・覚 和歌子さんからお礼のメッセージ
・大野舞さんのイラスト壁紙
・イラストクリアファイル 
・旅行用単色切り取りポエタロカードシート
・ポエタロ2セット
・出版記念トークイベント&音楽会(ワンドリンク付)ご招待

▼50,000円 限定10名様
・覚 和歌子さんからお礼のメッセージ
・大野舞さんのイラスト壁紙
・旅行用単色切り取りポエタロカードシート
・イラストクリアファイル 
・ポエタロ2セット
・出版記念トークイベント&音楽会(ワンドリンク付)ご招待
・カードリーディング・ワークショップご招待&覚 和歌子さんCD「ベジタル」

▼80,000円 限定10名様
・覚 和歌子さんからお礼のメッセージ
・大野舞さんのイラスト壁紙
・旅行用単色切り取りポエタロカードシート
・イラストクリアファイル 
・ポエタロ2セット
・出版記念トークイベント&音楽会(ワンドリンク付)ご招待
・カードリーディング・ワークショップご招待&覚和歌子さんCD「ベジタル」1枚
・好きなポエタロイラストカード1枚(覚和歌子さん直筆詩文)を額装でプレゼント

▼100,000円 限定10名様
・覚 和歌子さんからお礼のメッセージ
・大野舞さんのイラスト壁紙
・イラストクリアファイル 
・旅行用単色切り取りポエタロカードシート
・ポエタロ2セット
・出版記念トークイベント&音楽会(ワンドリンク付)ご招待
・カードリーディング・ワークショップ ご招待&覚和歌子さんCD「ベジタル」1枚
・お名前の平仮名文字を元に作る覚和歌子さんオリジナル詩を直筆・額装でプレゼント

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