サイバーパンク朗読劇『RAYZ OF LIGHT//VIRAL』衣装製作プロジェクト!

制作裏話その1/脚本:春日康徳

こんにちは。 本プロジェクトで脚本を担当した春日康徳です。

開始直後からたくさんのご支援をいただき、本当にありがとうございます。 予想以上の熱いご期待をいただき、スタッフ一同、よりクオリティの高い作品をみなさまにお届けできるよう、身の引き締まる思いで制作準備を進めております。

そんな中、今回は『RAYZ OF LIGHT//VIRAL』にまつわる制作裏話を少しお話させてください。

本企画は「サイバーパンク朗読劇」と銘打っている通り、出演者が台本を読みながら演じるリーディングライブです。 しかし、ただ台本を呼んでいるだけではおもしろくない。そこで、今作では衣装制作プロジェクトを立ち上げ、 よりショーアップされた朗読劇をみなさまにお楽しみいただこうということになりました。

さて、ここから新作公演の企画会議がはじまりました。 お客様に「かっこいい衣装」のキャラクターを楽しんでいただきたい──そんな想いから、「ROLらしい衣装」とは何か。考える日々がはじまりました。 僕の頭に閃いたのは、「軍服」というキーワードでした。 「僕は男性の軍服に憧れるのですが、いかがですか?」 「……?」 ムズカシイ話になるんじゃないかと眉をひそめる関係者に「大丈夫です、かっこいい出演者に軍服着て貰うだけです!」と半ば強制的に(?)本企画のコンセプトを進めた僕は、さらに「軍服といったら色黒なマッチョだろう」「軍服ってことは、外国の話になるな。青い瞳の王子様を出そう。しかも王子様が軍服を着てたらかっこいいじゃないか」とキャラクター発注表を作成しはじめました。

そんな妄想から生まれたのが今作の新キャラクター、ウルマノフ(二番煎じさん)とマルコシアス(にーちゃんさん)でした。 「待てよ……?」 キャラ発注表を見つめながら、僕は圧倒的に不足しているある要素に気が付きました。

「刀が足りない……っ」 僕は愕然としました。軍服と言ったら刀です(?)。 「刀持たせましょう!軍服に刀なんです!」 ……と言い出した僕に、さらに不安げな眼差しを送った関係者の戸惑いを僕は忘れることができません。 「佐々木(佐藤弘樹さん)に軍服を着てもらって、刀を持ってもらいましょう!」

佐々木というキャラクターは前回公演で敵役として登場したキャラクターで、 しかも最終的には………
(前公演は近く皆様へお披露目できることでしょう、しばしお待ち下さい)
なのですが、キャラクター発注表には佐々木(軍服ver.)と書き入れてしまいました。 「戦争の話で……軍服に刀……春日さん、サイバーパンク朗読劇ですよ?」 軍服も刀も未来要素ゼロ。 果たしてそれで企画が成立するのか? いよいよ関係者の表情は曇っていきました……。

そんなとき、僕の妄想を具現化してくれたのが、South先生のキャラクター画稿でした。 South先生によってウルマノフもマルコシアスも佐々木も素敵なキャラクターとして生まれ出たのです! ここでようやく関係者とも「ああ、これはカッコイイね」「楽しそうだね」という共通認識が生まれ、 やっと僕は脚本作業に着手したのでした。

さて、脚本作業中にも様々なエピソードが起こったのですが……。 今回は誌面が尽きたようです。 ぜひ本公演にご期待下さい!

▲前回の製作会議の様子です。楽曲・演出周りの打ち合わせをしました。どうぞご期待下さい!

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2017/09/04 19:21