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競走馬の99%が殺処分されているという、悲しい現実を知っていますか?

競走馬として活躍する馬たちのほとんどが、天寿を全うすることなく死んでいくことを知っているだろうか?そして、その理由が「殺処分」だということを……。

 

馬の寿命は約20年、中には30年生きる馬もいる。馬は長生きであるが、競走馬としての活動期間は短い。そのため、競馬界では毎年約7000頭の子馬が競走馬として生まれている。

 

そして、生まれた競走馬の多くは活躍できなくなる4歳以降になると、殺処分の対象になってしまうのだ。毎年7000頭のうちの99%と考えると、途方もない数になんとも言えない気持ちになる。

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馬はもともと、人との信頼関係を高めることに注力して育てられる動物だ。食用の家畜とは異なり、高い次元でパートナーシップを築くことができる、実に賢い動物の一種である。

 

それなのに、引退後の競走馬はまるで産業廃棄物のように処理されてしまう。ゆっくりと大切に関係を築いていった馬たちの最期を知る関係者は、みんな言葉にできないほどの悲しみを抱えているのだ。

 

そんな状況を変えるべく立ち上がったのが、「BAFUN(ばふぁん)」プロジェクト。引退後の競走馬たちが生涯暮らしていけるような居場所作りを目的とした活動を、彼らは行っている。

 

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具体的な活動としては、堆肥(たいひ)原料として非常に優れている馬糞を活用し、農作物栽培をするというもの。馬糞堆肥によって栽培された作物の収益を、今度は馬の飼育費用に充てるというものだ。ちなみに馬の飼育には年間60万円ほどかかるという。

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この取り組みを広く知ってもらうための活動費として、この夏クラウドファンディングに挑戦し、最終的に目標金額に対して224%という支援が集まり、大達成となった。

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支援のリターンには、馬糞堆肥を活用して作られたマッシュルームを始め、色とりどりの野菜セットなど。

 

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なんの罪もない馬の命が助かるだけでなく、おいしくみずみずしい野菜を食べることができるようになる。今後も注目していきたい素晴らしいプロジェクトの一つだ。